投資を10年続けた結果、変わったこと|貯金が大好きだった私が今思うこと

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2026年11月で、私が投資を始めて10年になります。

10年。

改めて考えると、そんなに長く続けてきたことに自分でも驚きます。そして、投資を始めた頃から自分も10歳年を重ねたのかと思うと、時の流れの早さにもびっくりです。笑

10年前の私は、今よりずっと「現金が一番安心」と考えていました。

もともと貯金が大好きで、中学生の頃、プロフィールカードの「得意なことは?」という欄に迷わず「貯金」と書くような子どもでした。大学生の頃には100万円の貯金があり、通帳の数字が増えていくのを見ると、ちょっとニヤッとしていた記憶があります。

そんな私が投資を始めて、気づけばもうすぐ10年。

結果として資産は増えました。

10年間、投資先や積立額を変えながら続けてきて、現在は

投資元本:約1,038万円
評価額:約1,453万円
評価益:約415万円

となっています。

ただ、この記事で書きたいのは「10年間でいくら増えたか」だけではありません。

投資を始めたことで、現金の持ち方、将来への備え方、働き方、そして今のお金の使い方まで、少しずつ考え方が変わりました。

もうすぐ投資10年目を迎える今、これまでを振り返って思うことを書いてみます。

目次

貯金が大好きだった私が、投資を考えるようになった理由

もともと私にとって、お金が増えることは「貯金が増えること」でした。

現金が多ければ安心。

通帳の数字が増えればうれしい。

投資をして増やすよりも、コツコツ貯めておく方が自分には合っている。そんなふうに考えていたと思います。

転機になったのは、住宅営業の仕事を始めたことでした。

お客様の暮らしや住宅ローンについて考え、宅地建物取引士やFPの資格を取得する中で、自然とお金に関する知識も増えていきました。

ちょうどその頃は、「人生100年時代」や老後のお金について、メディアで取り上げられることも増えていた時期です。

「これから先のお金のことを、ちゃんと考えないといけないかもしれない」

そう思うようになり、本を買って勉強したり、YouTubeを見たりして、自分なりに情報を集め始めました。

そこで知ったのが、投資の考え方でした。

「投資はリスク、現金はノーリスク」だと思っていた

投資を始める前の私は、本気でこう考えていました。

投資にはリスクがある。
現金を持っていればリスクはない。

もちろん、現金と株式などの値動きがある資産では、リスクの大きさが同じではありません。

それでも、勉強する中で「現金だけで持つことにもリスクがある」という考え方を知ったときは、本当に目からうろこでした。

インフレなどによって、お金の価値が変わることがある。

一つの資産だけに集中させることにも、別のリスクがある。

それまでの私は、「投資をするか、しないか」という二択で考えていたのだと思います。

でも実際には、現金を持つことも含めて、どこにどれだけお金を置くのかを自分で選んでいる。

現金だけで持つことも、一つの選択なんですよね。

この考え方を知ってから、「現金が一番安心」という自分の価値観を少しずつ見直すようになりました。

投資は怖い。

その気持ちは、勉強したからといってすぐになくなったわけではありません。

ただ、「よく分からないからやらない」ではなく、まずは自分なりに考えてみてもいいのかもしれない。

慎重な私にとって、投資を始める前の一番大きな変化は、実際にお金を投じたことよりも、自分の中の「当たり前」をアップデートしたことだったように思います。

2017年、怖がりな私が最初に選んだ投資

本や動画で調べる中で、私が学んだのは、

「長期・分散・余剰資金で投資する」

という考え方でした。

そして2017年、SBI証券で最初に選んだのが「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」です。

当時の投資額は3万円。

とにかく、投資で損をすることが怖かった。

だからこそ、最初から一つの国や資産に集中するよりも、比較的分散されたバランス型を選びました。

投資にはいろいろな方法がありますが、そのときの私には、その選択が合っていたのだと思います。

「自分が理解できて、怖すぎず、続けられそうな方法を選ぶ」

まずはそこを大切にしました。

投資を始めて1年目。マイナス3%にソワソワしていた

投資を始めて最初の1年くらいは、大半がマイナスでした。

証券口座を開くと、マイナス3%の青い数字が並んでいる。

今振り返ると、もっと大きな下落も経験してきたのですが、当時はそれだけでかなりソワソワしていました。笑

「このまま下がり続けたらどうしよう」

そんな気持ちになることもありました。

それでも、そこで投資をやめようとは思いませんでした。

なぜなら、始める前に自分なりに調べて、「長期・分散・余剰資金で投資する」と決めていたからです。

不安になるたびに、その言葉を心の中で唱えていました。

余剰資金で始めていたことも、続けられた理由の一つです。

2017年に投資を始めた頃、現金の貯金は650万円ほどありました。

私にとっては、その貯金をすべて投資に回すという選択はありませんでした。

現金をしっかり持ったうえで、その一部を長期的な資産形成に回す。

だからこそ、評価額が少し下がったからといって、すぐに生活に影響することはありません。

最初のマイナスを経験したことで、投資は「増えるのを待つだけのものではない」と、早い段階で実感できたのかもしれません。

その経験があったからか、2020年のコロナショックのときも、気持ちの面では意外なほど余裕がありました。

最初の1年でマイナスの数字を見ながら続けた経験が、その後の自分を少しだけ落ち着かせてくれたような気がします。

慎重派なのに、「AIで資産運用」にはワクワクしていた

同じ2017年、もう一つ始めたのがウェルスナビへの毎月2万円の積立です。

AIが資産運用をしてくれる。

今では、AIという言葉を聞く機会は珍しくありません。

でも当時の私は、この言葉にとてもワクワクしました。

今思うと、ちょっと変ですよね。

一方では、損をするのが怖くて、分散されたバランスファンドを選んでいる。

その一方で、「AIに資産運用を任せる」という最先端のサービスには興味津々でした。

もちろん、手数料がインデックスファンドより高いことも知っていました。

だから、何も考えずに始めたわけではありません。

それでも、

AIに資産運用を任せるという体験をしてみたい。

そう思ったんです。

投資を始めたばかりの頃は、「正解を一つ選ばなければいけない」と考えていたわけでもありませんでした。

慎重に考える部分がありながら、気になるものには少しだけ挑戦してみる。

今振り返ると、そんな自分の性格も、投資の選び方に表れていたのかもしれません。

つみたてNISA、そして個別株。投資の方法は少しずつ変わった

2018年には、つみたてNISAが始まりました。

そこで、最初に始めた投資信託をつみたてNISAで積み立てることにして、毎月の積立額を33,333円に変更しました。

制度が変われば考え直すこともあり、自分自身の知識や資産状況が変われば、選択も変わってきました。

そして9年目にあたる2026年は、私にとって投資の面でも大きな変化があった年です。

個別株への投資を始めました。

優待を楽しむための銘柄や、「少し夢を持って応援したい」と感じる銘柄など、これまでとは違う考え方で投資するようになったからです。

ただ、これは「積立投資をやめた」ということではありません。

長く続けてきた積立投資を軸にしながら、余剰資金の一部で新しい投資にも触れてみる。

10年近く投資を続けてきた今も、少しずつ自分に合う形を考え続けています。

ちなみに、積立投資については9年間ほぼ見直さなかったことを反省している部分もあります。

「積立は一度始めたら放置でいい」と思っていた時期もありましたが、長く続けるからこそ、定期的に自分の状況や考え方を見直すことも必要でした。

その話については、別の記事で詳しく書いています。

10年近く投資を続けた結果、資産はどうなった?

ここまで書いてきたように、私の投資は一つの商品を10年間積み立て続けたものではありません。

2017年に始めたものもあれば、途中から始めたものもあります。

今まで投資してきた結果を合計すると、数字としては大きな変化があります。

投資元本:約1,038万円
評価額:約1,453万円
評価益:約415万円

もちろん、これは今後も変動します。

明日には評価額が下がっているかもしれませんし、これまでと同じように、これからも増えたり減ったりするはずです。

それでも、10年前に最初の3万円を投資した頃の自分からすると、ここまで長く続け、その結果として評価益が400万円を超えていることには素直に驚きます。

投資を始めてよかった理由の一つが、資産が増えたことなのは間違いありません。

でも、10年間を振り返ったとき、それだけではありませんでした。

投資を始めたことで、私の中では「お金を増やす」ということ以外にも、いろいろな変化がありました。

投資を始めてから、「自分で考えて決める」ことが増えた

投資を始めてよかったと思う理由の一つは、自分で調べて、考えて、決める経験が増えたことです。

投資を始める前の私は、分からないことや少し怖いことに対して、

「よく分からないからやめておこう」

「なんとなく怖いし、また今度でいいか」

と思うこともありました。

まずは調べてみる。ある程度調べたら自分で考えて決めてみる。

そして、実際にやってみる。

この経験が、私の中では大きかったように感じています。

投資が必ずうまくいくとは限りません。

でも、「よく分からないから何もしない」だけではなく、自分なりに情報を集めて判断する。

10年前に投資を始めたことは、私にとってそんな小さな成功体験にもなりました。

あのとき、自分なりに勉強して、悩んで、それでも一歩踏み出した。

結果が出た今だから言えることかもしれませんが、「あのとき決めて、実行してよかった」と思えています。

それからは、お金のこと以外でも、少し面倒でもまずは自分なりに考えてみようと思うようになりました。

投資そのものだけでなく、自分で選ぶことへの向き合い方が変わったのかもしれません。

お金が増えたことで、「できること」より「選べること」が増えた

投資を続けてきたことで、将来のお金に対する不安がすべてなくなったわけではありません。

住宅を購入すれば大きなお金が必要になりますし、子どもたちが成長すれば教育費について考えることも増えていくはずです。

それでも、以前より「選択肢がある」と感じられる場面は増えました。

たとえば、これからの住宅購入。

我が家は2029年頃の戸建て購入を考えていますが、「今すぐ買わなければ」と焦るのではなく、自分たちのタイミングで考えられています。

旅行や子どもとの経験にお金を使うこともそうです。

何でも好きなようにお金を使えるわけではありません。

使うかどうかは、もちろん考えます。

でも、「お金がないから最初から諦める」ということは、あまりなかったように思います。

「やらない」と自分で決めることと、「お金がないからできない」と諦めることは、少し違う。

貯金を続けてきたことや、家計を管理してきたこと、働いて収入を得てきたことも、もちろん大きいです。

それでも、お金を「ただ貯める」だけではなく、長期的に増やしていく選択肢を持ったことで、将来の選択肢が少し広がったことは間違いありません。

貯めることが目的になっていないか、考えるようになった

投資を始めたことで資産を増やすことができました。

でも、長く続けているうちに、逆にこんなことを考えるようになりました。

私は、何のためにお金を貯めているんだろう?

もともと貯金が大好きだった私です。

お金が増えること自体に達成感があるタイプでした。

だからこそ、投資を始めたあとも、

「もっと貯めたい」

「もっと増やしたい」

という気持ちは自然にありました。

でも、40歳を迎える頃になって、少し考え方が変わってきました。

老後のため。

将来のため。

住宅購入のため。

子どものため。

どれも大切だけど、将来のために貯めることばかり考えて、今のお金をちゃんと使えていなかったらどうなんだろう。

そんなふうに思うようになりました。

今は、必要なことや自分が大切にしたいことにお金を使うことも、お金との上手な付き合い方の一つだと考えています。

だからこそ、40歳でジュエリーを買うことにもしました。

貯金が好きな私にとっては、それなりに大きな決断でした。笑

【関連記事:貯金好きの私が40歳でジュエリーを買う話】

お金を増やすことが、「もっと働く」以外の選択肢にもつながった

以前の私は、お金を増やしたいなら、基本的にはもっと働いて収入を増やすものだと思っていました。

もちろん、今も働いて収入を得ることは、私にとって大切です。

投資だけで生活しているわけでもありません。

ただ、お金を増やす方法は「もっと働く」だけではないと知ったことで、働き方についても考え方が少し変わりました。

今の私は時短勤務を選んでいます。

収入だけを考えれば、フルタイムで働く方が多くなるかもしれません。

それでも、子どもとの時間や、自分の時間とのバランスを考えて、今は時短勤務という働き方を選んでいます。

投資で得た利益だけが、その選択を支えているわけではありません。

ただ、家計を管理し、貯金や投資を続けてきたことで、「収入を少し減らしてでも、時間を優先する」という選択に以前より迷いが少なかったのは事実です。

お金を増やす目的は、資産額を大きくすることだけではない。

自分や家族にとって大切なものを選べるようにすることも、その一つなのかもしれません。

10年前、投資の話を人にするのはちょっと怖かった

投資を始めた頃、私は周りの人にその話をするのが少し怖かったです。

「投資している」と言ったら、

だまされているんじゃない?

とか

なんだか怪しいことをしている人

そんなふうに思われそう。

本気でそんなことを考えていました。笑

親には心配されそうだったので、投資をしていることをわざわざ話していませんでした。

本当に仲の良い友達には話したこともありますが、最初は「?」という反応だったような気もします。

もちろん、10年前から投資をしていた人もたくさんいたはずです。

ただ、少なくとも私の周りでは、今ほど気軽に話題にするものではありませんでした。

NISAやってる?

何に投資してる?

そんな会話をする未来は、当時の私には想像できなかったと思います。

10年で、投資を取り巻く空気は本当に変わった

今では、投資やNISAを始めている人は私の周りにも増えました。

友達との会話でNISAの話が出ることもあります。

5年ほど前から一緒に投資をしている友達とは、ランチをしながら「これからどうする?」と話すこともあります。

会社の食事会で、先輩や後輩から、

NISAやってる?

と話を振られることもあります。

投資を始めた頃は、投資をする人としない人の間に、もっと大きな距離があるように感じていました。

それが今では、投資が特別な人だけのものではなくなってきた。

投資について話すことそのものが、以前よりずっと日常的になった。

それも、10年間を振り返って驚くことの一つです。

投資を始めて10年近く。これからも、自分に合う形を考えていきたい

10年近く投資を続けてきた今も、「これが絶対に正解だった」とは言えません。

でも、10年前の私は、10年前の私なりに考えて選びました。

そのときの自分が納得できる方法で始めたからこそ、怖くなっても途中でやめずに続けられたのだと思います。

これからも、今と同じ投資をずっと続けるとは限りません。

家族の状況が変われば、お金の使い方も変わる。

住宅を購入すれば、家計のバランスも変わるはずです。

だから、「10年前に決めたからこれからも変えない」のではなく、そのときの自分に合った方法を考えていきたいです。

10年間続けてきたからこそ、これから先も変わらないことより、必要に応じて見直すことを大切にしたいと思っています。

まとめ|投資を始めるか迷っているなら、「自分なりに考えて決める」ことから

10年前の私は、投資を始めることが怖かったです。

だから、いきなり大きなお金を投資したわけではありません。

本を読んで、調べて、少額から始めました。

そして10年近く続けた今、あのとき投資を始めて本当によかったと感じています。

資産が増えたことは、もちろん大きな変化でした。

でもそれ以上に、お金との付き合い方に「一つの正解しかない」と思わなくなったことが、私にとっては大きかったのかもしれません。

もし今、投資が気になっているけれど、

「なんとなく怖い」

「よく分からない」

と迷っているなら、すぐに始める必要はありません。

まずは自分なりに調べて、考えてみる。

大切なのは、誰かの正解をそのまま選ぶことではなく、これからの自分や家族にとって、お金とどう付き合っていきたいのかを考えることなのだと思います。

2026年11月で、投資を始めて10年。

10年前の私には想像できなかった今があります。

10年後の私は、今の私がまだ想像できないことをしているのかもしれません。

それも少し楽しみにしながら、これからも自分なりのお金との付き合い方を考えていきたいです。

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この記事を書いた人

元住宅営業の在宅マーケター
40歳・2児の母。社会人18年目。
元住宅営業、現在はマーケティングの仕事をしています。
時短勤務で手取り17万円。住宅・教育費・働き方・老後のことに悩みながらも、自分らしいお金の使い方を考えています。
正解がひとつではないからこそ、私は何に悩み、なぜその選択をしたのかを書いています。
保有資格:FP・宅地建物取引士

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