親からの資金援助、どう受け取る?両家の差や口出しにモヤモヤした私の考え方

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結婚、出産、子どものお祝い、住宅購入。

人生の節目では、親からお金をもらったり、費用を援助してもらったりする機会があります。

もちろん、親からの援助はありがたいもの。

でも私は、実際に経験してみて「もらえるなら、もらったほうがいい」と単純には考えなくなりました。

両家で金額が違うことが気になったり、お金を出してもらったことで親の意見を聞くべきなのか迷ったり。

「せっかく出してもらったんだから」と、自分のほうが気を遣ってしまうこともあります。

今は、援助を受けるかどうかだけでなく、どんな形で受け取ると自分たちも親も気持ちよくいられるかを考えてみるのもいいと思っています。

この記事では、元・住宅営業の経験と自分自身の実体験をもとに、親からの援助について、私が今考えていることを書いてみます。

目次

親からお金を援助してもらう機会は、意外と多い

親からお金をもらう場面って、振り返ってみると結構あります。

入籍や結婚式、新婚旅行、新居。

出産祝い、子どもの誕生日、七五三、進学、お年玉。

そして、住宅購入。

もちろん、どこまで親が費用を負担するかは家庭によって違います。

「結婚のお祝いとしてまとまったお金をもらった」という家庭もあれば、「家具を買ってもらった」「子どものランドセルを買ってもらった」という家庭もあるでしょう。

親としても、「少しでも助けてあげたい」という気持ちからしていることが多いと思います。

私自身も、こうした親からの援助やお祝いを受け取る機会がありました。

そのたびに感じたのが、お金をもらうことは、金額だけでは割り切れないなということでした。

「ありがたい」だけでは終わらないこともある

親からお金をもらったら、まず「ありがたい」と思います。

これは当然のこと。

ただ、その後にいろいろ考えてしまうこともあります。

例えば、両家からもらう金額に差があったとき。

親の経済状況も違えば、考え方も違います。

だから、同じ金額になる必要なんてない。

頭ではそう分かっていても、いざ自分のことになると、つい気になってしまうことがあります。

「こちらはこれだけしてもらったけど、あちらは……」

そんなふうに比較してしまうと、せっかくのお祝いなのに、少し複雑な気持ちになってしまいます。

お金を出してもらったあと、親の意見が気になる

もうひとつ、私が気になったのが親からのアドバイスです。

例えば、何かを決めたあとに親から、

こうしたほうがいいんじゃない?

こっちのほうがいいんじゃない?

と意見をもらう。

それ自体は、子どものことを思ってのこと。

ありがたいアドバイスです。

でも、すでに自分たちの中では決まっていることだったりします。

そのまま自分たちの考えで進めることもできる。

それでも、

「お金を出してもらったし、親の意見も聞いておいたほうがいいのかな」

と考えてしまう。

これが、私には案外モヤモヤするポイントでした。

親からすれば「せっかく援助したんだから、少し意見を言いたい」という気持ちがあるかもしれない。

受け取る側には、「援助してもらった以上、無視するのも悪いかな」という気持ちが生まれる。

どちらが悪いという話ではなく、お金が間に入ることで、家族の中の距離感が少し変わることがあるんだと思います。

「せっかくもらったんだから」と、自分で気を遣ってしまう

親から何かをしてもらうと、

「せっかく出してもらったんだから」

という気持ちも出てきます。

例えば、自分たちなら選ばなかったものでも、親が費用を出してくれたなら大切に使おうと思う。

何か意見をもらったら、一度は考えたほうがいいかなと思う。

お礼やお返しも、どうするのがいいのか考える。

こうした気遣いは、親への感謝の気持ちから出てくるものでもあります。

でも、金額が大きくなるほど、「ありがたい」と「気を遣う」がセットになりやすい。

私自身、親からのお金について考える中で、もらった金額だけを見て「得した」と考えるのは少し違うのかもしれないと思うようになりました。

住宅営業時代にも、親からの援助をめぐる場面を見てきた

私は以前、不動産営業の仕事をしていました。

住宅購入では、親からまとまったお金を援助してもらうご家庭もあります。

もちろん、親御さんとしては「子どもの住宅購入を助けたい」という思いからの援助です。

ただ、家は金額が大きく、決めることもたくさんあります。

住宅会社、住宅ローン、購入するタイミング、間取り、家具、住む場所。

お金を出してもらったことをきっかけに、こうしたことにも親御さんの意見が入ってくるケースを見てきました。

「お金を出したんだから口を出す」という単純な話ではありません。

親にとっては、子どものために良かれと思っている。

だからこそ、意見も言いたくなる。

一方で、実際に暮らすのは子ども世帯です。

この両方の気持ちを見てきたことで、私は以前から、親からの援助は「いくら出してもらうか」だけで考えないほうがいいのかもしれないと思っていました。

そして、自分自身の結婚や家族とのやり取りを経験する中で、その考えは少しずつ強くなっていきました。

「もらえるなら、もらったほうがいい」と思っていた私

以前の私は、親から「援助するよ」と言われたら、

「せっかくなら、ありがたくもらおう」

くらいに考えていました。

自分たちの負担が減るなら、そのほうがいい。

そんなふうに、かなり単純に考えていたと思います。

でも、実際に親からのお金について考える機会が増えて、少し見方が変わりました。

金額だけを見れば、もらえるほうが得です。

ただ、そこに親の期待や意見、自分の気遣いまでついてくるなら、「いくらもらえるか」だけでは決められない。

そんなふうに考えるようになりました。

お金を断ることにも、「自分たちで決められる」というメリットがある

親からのお金を受け取らないと、自分たちで負担する金額は増えます。

それは、もちろんデメリットです。

でも、その代わりに、

「自分たちで決めたことだから」

と、気兼ねなく進められることもあります。

何を選ぶか。

いつ決めるか。

どこにお金をかけるか。

親に「せっかく出してもらったから」と気を遣う必要がなければ、自分たちの価値観で決めやすい。

私はこの「自由に決められる」ということも、お金にはない価値なんだと気づきました。

だから今は、援助を断る=もったいない、とは思わなくなりました。

援助ではなく「プレゼント」という形もいい

一方で、親が「何かしてあげたい」と思ってくれているなら、その気持ちはうれしいものです。

そこで最近は、まとまった現金を援助してもらう以外にも、いろいろな形があっていいと思っています。

例えば、新生活なら家具や家電を買ってもらう。

結婚式なら、親族の交通費や宿泊費を負担してもらう。

子どもの入学なら、ランドセルや学用品をプレゼントしてもらう。

こうすれば、親からの「応援したい」という気持ちは受け取りながら、自分たちの大きな決断は自分たちで進められます。

もちろん、家庭によっては現金での援助が一番助かることもあります。

だから「この形が正解」ということではなく、援助を受けるなら、何に使うお金なのかをある程度決めておくのも一つの方法だと思っています。

お祝いは、お祝いとしてありがたく受け取る

ここまで書くと、「親からのお金は受け取らないほうがいい」という話に見えるかもしれません。

でも、私はそう考えていません。

例えば、出産祝いや子どもの誕生日、七五三、お年玉。

こうしたものは、私は素直にありがたく受け取っています。

「子どもの成長を一緒に喜んでもらえる」という意味もありますし、親にとっても孫に何かしてあげることが楽しみだったりします。

大きな人生の決断に関わる援助と、節目のお祝い。

同じ「親からのお金」でも、私の中では少し意味が違うようになりました。

お祝いは、お祝いとしてありがたく受け取る。

そんな距離感も、今の私には心地いいです。

親のお金について考えたら、自分の「当たり前」にも気づいた

そして、親からの援助について考えていて、もうひとつ気づいたことがあります。

それは、私自身にも「こうするもの」という思い込みがあったことです。

例えば、

初節句はこの家が準備するもの

ランドセルはこの家が買うもの

結婚式の費用はこう分担するもの

そんなふうに、いつの間にか「普通はこう」と思っていることがありました。

でも、家庭によって違います。

地域によっても違うし、親世代と今の世代でも違う。

同じ家族の中でも、夫と私で「普通だと思っていたこと」が違うことだってあります。

親からの援助でモヤモヤすることを考えていたはずなのに、最後は「自分の当たり前も、誰かにとっての当たり前とは限らないんだな」というところにたどり着きました。

これは、親との関係だけでなく、夫婦でお金のことを話すときにも大事なことだなと思っています。

親からのお金は、「いくら」より「どう受け取るか」

親からお金を援助してもらえる。

それは、とてもありがたいことです。

でも、金額が大きくなるほど、

「どちらの親から、いくらもらったか」

「何に使うのか」

「どこまで親の意見を聞くのか」

といったことも、一緒に考える必要が出てきます。

だから今の私は、単純に「もらえるなら、もらったほうがいい」とは考えていません。

自分たちで負担する。

一部だけ援助してもらう。

家具や家電など、具体的なものをプレゼントしてもらう。

お祝いとして受け取る。

いろいろな方法があります。

大切なのは、親の気持ちも、自分たちの気持ちも、どちらも無理のない形を選ぶこと。

そして、「こうするのが普通」という自分の思い込みにも、一度立ち止まってみること。

我が家にはこの考え方が合っていますが、全家庭に合うとは思っていません。

親からの援助を受けるときに、

「いくらもらえるか」だけではなく、

「このお金を受け取ったあと、私たちは気持ちよく暮らせるかな?」

と考えてみる。

それくらいの視点があってもいいのかなと思っています。

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この記事を書いた人

元住宅営業の在宅マーケター
40歳・2児の母。社会人18年目。
元住宅営業、現在はマーケティングの仕事をしています。
時短勤務で手取り17万円。住宅・教育費・働き方・老後のことに悩みながらも、自分らしいお金の使い方を考えています。
正解がひとつではないからこそ、私は何に悩み、なぜその選択をしたのかを書いています。
保有資格:FP・宅地建物取引士

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