「子どもにお金の勉強は必要なのかな。」
「金融教育って、何歳くらいから始めればいいんだろう。」
私も、1歳と4歳の子どもを育てる母として、そんなことをよく考えています。
正直、まだ我が家では本格的なことは何もしていません。
でも、お金について考えるきっかけは、できるだけ早いうちから作ってあげたい。
そう思うようになったのには、私自身の子どもの頃の経験と、住宅営業として働いてきた経験があります。
今日は、「子どもにどんなお金の勉強をさせるか」ではなく、「なぜ私は子どもにお金のことを知ってほしいと思うのか」を書いてみようと思います。
こんなに大事なのに、学校では教わらなかった

私は今、FPの資格を持っています。
でも、お金について興味を持ったのは、学生時代ではありません。
住宅営業として働き始めてからでした。
住宅ローン。
金利。
団体信用生命保険。
税金。
住宅購入には、お金に関する知識が本当にたくさん出てきます。
そのたびに思ったんです。
「こんなに人生に関わることなのに、学校ではほとんど教わらなかったな。」と。
もちろん、学校には学校で学ぶべきことがあります。
だから「学校が悪い」と言いたいわけではありません。
ただ、お金については、親から教わるか、自分で学ぶか。
そんな場面が多いように感じています。
だから私は、自分の子どもたちには「お金の知識を全部教えたい」というより、お金について考えることが当たり前の家庭にしたいと思うようになりました。
知っていれば違ったかもしれないと思った瞬間
住宅営業をしていると、本当にいろいろなお客様に出会いました。
印象に残っているのは、住宅ローンの審査で、カードローンやキャッシングが原因になってしまうケースです。
「もっと早く知っていれば・・・」そんな表情のお客様を何人も見ました。
もちろん、生活に困って利用された方もいました。
一方で、
「若い頃に何となく作ったんです。」
「深く考えずに使っていました。」
そんな理由を話される方も少なくありませんでした。
私は、その方たちを責めたいとはまったく思いません。
むしろ、住宅営業という仕事をしていなかったら、私自身も信用情報やローンの仕組みを詳しく知る機会はなかったと思います。
だからこそ、「知っているかどうか」で、人生の選択肢が変わることがあるんだと実感しました。
もっと身近なところでも、同じようなことを感じた経験があります。
大学生の頃、アルバイトを3つ、4つと掛け持ちしている友達がいました。
とてもよく働く子でした。
でも、会うたびに「お金がない。」と言っていたんです。
当時の私は、「なんでなんだろう?」と不思議に思いながら聞いていました。
でも今振り返ると、収入の問題だけではなかったのかもしれないと思います。
お金の管理の仕方や、使い方、貯め方。
そういうことを、誰かに教わる機会がなかっただけなのかもしれません。
今の職場でも、「老後のお金が不安でね。」という話を聞くことがあります。
年代も立場も違う人たちが、それぞれお金のことで悩んでいる。
そんな場面を見るたびに、お金の知識は「得をするため」ではなく、自分で選択するためのものなんだと思うようになりました。
今でも覚えている、小学校1年生で作ったゆうちょの口座

私がお金に関することで一番古く覚えている出来事があります。
小学校1年生のお正月。
母と一緒に、ゆうちょ銀行へ口座を作りに行ったことです。
お年玉を預けるための口座でした。
金額は覚えていません。
でも、自分の通帳ができたことが、とにかくうれしかったんです。
「自分のお金がある。」
子どもながらに、そんな特別な気持ちになったのを今でも覚えています。
我が家は、お小遣い制ではありませんでした。
欲しいものがあれば、その都度相談して買ってもらうような家庭です。
だから、お金を自由に使う経験はあまりありませんでした。
でも、私はもともと「買って、買って!」というタイプではなく、お年玉をコツコツ貯めるのが好きな子どもでした。
誰かに教えられたというより、自分のお金を少しずつ増やしていくことが好きだったのかもしれません。
だから今の私の価値観は、大人になって急にできたものではなく、子どもの頃から少しずつ積み重なってきたものなんだと思います。
キャッシュレスの時代だからこそ、お金を「感じる」経験を
私が子どもの頃は、お財布からお札や小銭を出して買い物をするのが当たり前でした。
でも今は、スマホやカードで簡単に支払いができます。
便利になった一方で、お金が減っていく感覚は昔より持ちにくくなったようにも感じます。
だからこそ、子どもには実際に買い物をする経験を大切にしたいと思っています。
スーパーでは、
「今日はどっちを買おうか。」
「同じように見えるけど、値段が違うね。」
そんな話をしながら買い物をすることがあります。
もちろん、1歳と4歳なので、まだ理解できることは限られています。
でも、お金は数字だけではなく、「選ぶ」ということとつながっている。
そんな感覚が少しずつ育ってくれたらいいなと思っています。
最近、夫とも「子どもたちの銀行口座をどうしようか」と話しています。
私自身がうれしかったように、子どもたちにとっても、自分の口座を持つことが、お金に興味を持つきっかけになればいいなと思っています。
教えたいのは、節約ではなく「選ぶ力」

私は、子どもにお金持ちになってほしいわけではありません。
もちろん、投資が上手な人になってほしいというわけでもありません。
人生を豊かにするために働くこと。
自分が本当に欲しいものを考えて買うこと。
必要なら貯めること。
そして、お金にも働いてもらうという選択肢があること。
そういうことを知った上で、自分で選べる人になってほしいと思っています。
このブログでも、お金の話を書くことが多いですが、「増やし方」を伝えたいわけではありません。
住宅購入も、投資も、ジュエリーを買ったことも。
全部、「私はどう考えて、この選択をしたのか」を残したくて書いています。
子どもたちにも、いつかそんなふうに、自分で考えて選べる大人になってくれたらうれしいです。
まとめ
子どもにお金の勉強は必要なのか。
私の答えは、「必要」ではありますが、それはテストでいい点を取るためではありません。
お金の知識があると、人生の選択肢が少し増える。
私はこれまで、住宅営業や会社員として働く中で、そのことを何度も感じてきました。
だからこそ、子どもたちには、お金を怖がることも、特別なものと思いすぎることもなく、自然に付き合っていけるようになってほしいと思っています。
まだ1歳と4歳。
本格的な金融教育はこれからです。
私自身も親として勉強中ですが、一緒に買い物をしたり、銀行口座を作ったり、そんな小さな経験を積み重ねながら、お金について話せる家庭にしていきたいと思っています。
正解はきっと一つではありません。
だからこそ、我が家も子どもたちと一緒に、お金との付き合い方を少しずつ考えていけたらと思っています。



