「長期投資が向いている人って、どんな人なんだろう。」
そんなことを考えたことはありませんか?
私は9年間、積立投資を続けてきました。
投資を始めた頃は評価額が下がり続けて、不安になったこともあります。
それでも、「長期・分散・余剰資金」。
投資を始める前に勉強したこの言葉を何度も頭の中で繰り返しながら、売らずに積み立てを続けてきました。
そして気がつけば、投資は特別なものではなく、毎月当たり前に続ける習慣になっていました。
私は、長期投資が自分の性格に合っていたんだと思います。
でも最近、初めて個別株を買ってみて気づいたことがあります。
長期投資が得意だからこそ、気を付けたいこともあるんだ、と。
今日はそんな話を書いてみようと思います。
私は「コツコツ続けること」が得意だった

私は昔から、何かを少しずつ続けることは苦にならないタイプです。
派手に挑戦するよりも、毎日少しずつ積み重ねるほうが好き。
投資も同じでした。
毎月決まった日に積み立てる。
暴落しても売らない。
生活費には手を付けない。
最初に決めたルールを守る。
それだけです。
途中で「今月はやめようかな」と思ったことは、ほとんどありません。
投資が好きというより、ルールを守ることが好きだったのかもしれません。
だから、長期投資とは相性が良かったんだと思います。
「買うルール」はあった。でも「売るルール」はありませんでした。

今年、初めて個別株を買いました。
理由は、「一攫千金を狙いたい」と思ったからではありません。
これから伸びそうだと思う会社を、自分なりに考えて応援してみたい。
そんな気持ちがきっかけでした。
もちろん、慎重派の私はすぐには買えませんでした。
「これって投資かな。」
「気付かないうちに投機になっていないかな。」
そんなことを何度も自分に問いかけました。
- 資産全体の約1%だけ。
- 信用取引はしない。
- 生活費は使わない。
- 3〜5年の保有を前提とする。
自分なりのルールを決めて、ようやく購入しました。

でも、そのルールを考える中で、一つだけ今までの積立投資にはなかった視点がありました。
それは、
「私は、この株をいつ売るんだろう。」
ということです。
積立投資では、「長期・分散・余剰資金」というルールがありました。
老後資金として積み立てているので、「何十年後に使う」という大きなゴールもあります。
だから、毎月コツコツ積み立てることに迷いはありませんでした。
でも個別株は違います。
「この会社はこれから成長しそう。」
そう思って買ったとしても、
その未来が実現したらどうするのか。
思い描いた未来と違う方向へ進んだらどうするのか。
利益が出たら売るのか。
それとも、持ち続けるのか。
積立投資ではあまり考える必要がなかった「出口」を、自分で考えなければいけませんでした。
未来が、自分の思い描いた方向へ進んでいるかを確認する
そこで私が決めたのは、
「未来が、自分の思い描いた方向へ進んでいるかを確認し続けること」です。
株価だけを見るのではありません。
- 会社が目指している方向は変わっていないか。
- 私が期待した未来は、少しずつ現実に近づいているか。
そんな視点で見続けようと思いました。
もし未来への仮説が崩れたなら、見直す。
逆に、株価だけが下がっていても、会社や未来への考えが変わらなければ持ち続ける。
これが、今の私なりの「売るルール」です。
もちろん、このルールが正解だとは思っていません。
でも私にとって個別株は、
「なぜ買うのか」と同じくらい、「どんな状態になったら見直すのか」を考えて初めて投資になる。
そんなふうに感じました。
長期投資が得意な私だからこそ、気を付けたいと思ったこと

今回、個別株を買ってみて思ったことがあります。
私は今まで、「長期投資が得意なんだ」と思っていました。
でも、よく考えてみると少し違いました。
得意だったのは、一度決めたルールを守ることだったのかもしれません。
積立投資は、最初にルールを決めてしまえば、あとはそのルールを守り続ける投資です。
毎月積み立てる。
暴落しても売らない。
余剰資金で続ける。
私には、このスタイルが合っていました。
一方で、個別株は違います。
買う理由も自分で決める。
どんな未来を期待するのかも自分で決める。
そして、どんな状態になったら見直すのかも、自分で考えなければいけません。
同じ「長期投資」でも、求められる力は少し違うんだなと思いました。
投資にも、自分の得意・不得意がある
私はこれまで、「投資が得意な人」というと、企業分析が上手だったり、株価の動きを読めたりする人を想像していました。
でも、実際に9年間投資を続けてきて思うのは、それだけではないということです。
- コツコツ続けることが得意な人。
- ルールを守ることが得意な人。
- 未来のために、目先の感情に流されない人。
そんな人は、積立投資と相性がいいのかもしれません。
逆に、自分でルールを作ったり、状況に応じて判断したりすることは、私はまだ経験が少ない分野です。
だからこそ、今回の個別株への投資は、金額以上に学ぶことが多かったように思います。
「得意だから大丈夫」ではなく、「得意だからこそ学び続けたい」

資産が増えてきた今、以前より強く思うことがあります。
それは、「減らしたくない」という気持ちです。
9年間積み上げてきたものだからこそ、簡単にはリスクを取れません。
だから今回も、資産全体の約1%という小さな金額から始めました。
無理をして、自分に合わない投資をする必要はありません。
でも、新しいことに挑戦すると、見える景色もある。
今回の経験で、そんなことを感じました。
まとめ|長期投資が得意でも、新しい学びはありました
長期投資には、「続ける力」が必要だと思います。
私は、その点では自分の性格に助けられてきました。
でも、個別株を買ってみて気づいたのは、「続ける力」だけでは足りない場面もあるということでした。
買う理由を考えること。
出口を想定すること。
状況が変わったら見直すこと。
そうした意思決定も、投資の一部なんだと思います。
だからといって、積立投資をやめようとは思っていません。
むしろ、私の資産形成の中心は、これからも積立投資です。
ただ、その土台があるからこそ、小さな挑戦をしてみる。
そして、自分には何が得意で、何が苦手なのかを知っていく。
そんな経験も、長い投資人生では大切なのかもしれません。
この記事を読んでくださった方も、「自分はどんな投資が合っているんだろう」と考えるきっかけになったら、とてもうれしいです。



