「NISAって、今から始めても遅くないかな?」
2018年からNISAを続けていることを知っている友達から、最近こんな質問をされることが本当に増えました。
そのたびに、私はほとんど同じことを答えています。
私は全然遅くないと思うよ。
60歳だったとしても遅くないと思ってる。
すると、「えっ、本当に?」と驚かれることも少なくありません。
もちろん、20代から始める人と比べれば、運用できる時間は短くなります。
それは事実です。
でも私は、「もう遅い」と思って考えることをやめてしまうほうが、もったいないと思っています。
今日は、私がそう考える理由を書いてみます。
「今さら始めても…」と思ってしまう気持ちはよく分かる
最近は、NISAをやっている人が以前よりずっと増えました。
テレビでもSNSでも話題になりますし、職場でも投資の話を耳にすることがあります。
だからこそ、
「もっと早く始めればよかった。」
「今さら始めても意味あるのかな。」
そんな気持ちになる人も多いのではないでしょうか。
私も、その感覚はよく分かります。
SNSでは20代で資産を築いている人の投稿を見かけることもあります。
そういう情報を見ると、「もう遅いのかな」と思ってしまうのも自然なことだと思います。
私も「もっと早くやればよかった」と思うことはある

実は、「もっと早くやればよかった」という気持ちは、私はふるさと納税でも思ったことがあります。
ふるさと納税の制度自体は始めるもっと前から知っていました。
「そのうち調べよう。」
「また今度でいいかな。」
そう思っているうちに、何年も経ってしまいました。
今振り返ると、「もう少し早く始めていたらよかったな」と思います。
でも後悔しているのは、「始めた時期」ではありません。
「よく分からないから」と考えることを後回しにしてしまったことです。
最近は、「よく分からないから考えるのをやめる」という選択だけは、できるだけしたくないと思うようになりました。
やるか、やらないか。一度は自分で考えてみる。
その時間には意味があると思っています。

私が「60歳でも遅くない」と思う理由

私が「60歳だったとしても遅くない」と思うのは、60歳から資産が大きく増えると言いたいからではありません。
60歳になったら人生が終わるわけではないからです。
今は人生100年時代と言われます。
実際、60歳から先も20年、30年と暮らす方はたくさんいます。
60歳を過ぎても、お金が必要になる場面はきっとあります。
だから私は、「60歳だからもう遅い」とは思いません。
投資信託の商品選びや、引き出し方を少し工夫してやってみる価値は十分にあると感じています。
それに、新NISAが始まったのは2024年です。
この記事を書いている今でも、まだ始まって2年ほどです。
「みんな何年も前から始めている」と感じるかもしれませんが、制度そのものはまだ新しいものです。
人生全体で考えれば、「今始める」というタイミングも、案外ちょっとした差なのかもしれない。
私はそんなふうに思っています。
私は今、「始めないリスク」のほうが気になるようになった
2018年に私がNISAを始めた理由は、以前の記事でも書きました。
きっかけは、「現金だけを持つことにもリスクがある」という考え方を知ったことです。

当時は、頭では理解していても、正直そこまで実感はありませんでした。
でも今は違います。
スーパーへ行くたびに、
「あれ?また値上がりしてる。」
そう感じることが増えました。
銀行口座の残高は変わらなくても、お金で買えるものは少しずつ変わっています。
もちろん、だから現金を持たなくていいとは思っていません。
急な出費や、もしものためのお金は必要です。
私も現金はしっかり持っています。
ただ、「現金だけ」という選択にも別のリスクがあることを、以前より強く感じるようになりました。
だから今は、「始めること」よりも、「何もしないままでいること」のほうが気になるようになっています。
「今は世界情勢が不安だから」という声もよく聞く
友達からは、こんな相談も受けます。
今って世界情勢が不安定じゃない?
アメリカの大統領も変わったし、今じゃないほうがいいのかな。
確かに、そう思う気持ちはよく分かります。
ニュースを見ると、不安になる出来事はたくさんあります。
でも私は、その答えは誰にも分からないと思っています。
もし、「今が始めどき」「今は待ったほうがいい」が分かるなら、プロでも苦労しません。
だから私は、相場を予想することよりも、自分が無理なく続けられる形を選ぶことのほうが大切だと思っています。
長期で考えること。
分散すること。
余剰資金で続けること。
2018年に勉強したこの考え方は、今でも私の土台になっています。
「よく分からない」なら、小さく始めるという選択肢もある

でも、やっぱりよく分からない。
そう思う方もいると思います。
正直、私もそうでした。
だから私は、「大きく始める」ことよりも、「小さく始める」ほうがいいこともあると思っています。
NISAというと、「毎月3万円くらい積み立てるもの」というイメージを持つ方もいるかもしれません。
でも、そんな必要はありません。
例えば、余剰資金の3,000円から始めてみる。
もちろん、1,000円でもいいと思います。
実際に始めてみると、自分のお金がどう動くのかが少しずつ分かってきます。
ニュースで株価の話を聞いたときも、「自分の積立にはどう影響するんだろう」と自然に意識するようになります。
そして、「やっぱり今は少し不安だな」と思えば、積立額を減らすこともできます。
生活が変われば金額を変更することもできますし、一度積立を止めることもできます。
私自身、一度始めたら絶対に続けなければいけないものだとは思っていません。
まずは、自分が安心して続けられる範囲でやってみる。
その中で、「自分には合っている」「今は違うな」と考えることにも意味があると思っています。
まとめ|「もう遅い」と決める前に、一度だけ考えてみる
「NISAはもう遅いですか?」
そう聞かれたら、私は今でもこう答えます。
「私は遅くないと思う。」
それは、「絶対に始めたほうがいい」と言いたいからではありません。
「もう遅い」と思って、最初から選択肢から外してしまうのが少しもったいないと思うからです。
制度を知る。
少し調べてみる。
自分の暮らしに合うか考えてみる。
そして、「今はやらない」と決めるのも、一つの選択です。
大切なのは、自分で考えて選ぶこと。
この記事が、「今さらNISAは遅いかな」と迷っている方にとって、「こういう考え方もあるんだ」と思えるきっかけになればうれしいです。



