「住宅展示場って、いつから見に行けばいいんだろう?」
マイホームを考え始めると、一度は気になることではないでしょうか。
私たち夫婦も2029年に住宅購入を目標にしています。
それなのに、今は住宅展示場にも完成見学会にも行っていません。
「見に行くだけならいいんじゃない?」
そんなふうに思う日もあります。
でも今の私たちは、あえて見に行かないという選択をしています。
これは、「住宅展示場へ行く必要はない」という話ではありません。
わが家にとっては、今のタイミングでは行かないほうが後悔しないと思ったからです。
今日は、その理由を書いてみたいと思います。
「そろそろ見に行く?」そんな会話は何度もしてきた

実は、住宅展示場の前を通るたびに夫婦でこんな会話をしています。
そろそろ見に行ってみる?
うーん……でも、欲しくなったら困るよね。
だよね。
本当に、このくらいの温度感です。
買うか、買わないかを一晩で決めたわけでもありません。
子どもが寝たあとにソファで話したり。
買い物帰りに住宅展示場の看板を見ながら話したり。
そんな小さな会話を何度も繰り返してきました。
そして毎回、最後は同じ言葉になります。
やっぱり今じゃないね。
わが家には「2029年に購入する」という期限があります

わが家には一つ決めていることがあります。
それは、2029年までに家を購入したいということです。
理由は、上の子が小学校へ入学するタイミングです。
環境の変化が少し苦手な子なので、入学と引っ越しの時期を慎重に考えた結果です。
一方で、それより早く買いたいとも思っていません。
夫は転勤の可能性があります。
今購入してすぐ転勤になれば、単身赴任になるかもしれません。
私は今、子どもたちがまだ小さいこの時期は、できるだけ家族みんなで暮らしたいと思っています。
だから、
「早く買ったほうが住宅ローンは有利かもしれない。」
「建築費も上がっている。」
そう思うことがあっても、それだけでは予定を早めようとは考えていません。
わが家では、2029年という期限そのものが、一つの判断基準になっています。
一番怖いのは、「今の家」が未来の基準になってしまうこと
住宅展示場へ行かない理由は、営業されるのが嫌だから。
もちろん、それも少しあります。
でも実は、一番大きい理由は別です。
それは、
「今いいと思った家が、2年後・3年後の比較対象になってしまうこと」です。

私は以前、住宅営業をしていました。
だからこそ、お客様がモデルハウスを見たあと、
あのキッチンが忘れられない。
あの立地条件、やっぱり良かったよね。
そんな話をされる場面を何度も見てきました。
人は、一度見て感動したものを意外と覚えています。
でも、2027年や2029年には状況が変わっているかもしれません。
- 建築費。
- 住宅ローン金利。
- 住宅会社の標準仕様。
- 土地価格。
今見ている家と、数年後に建てる家は、同じ条件ではありません。
それなのに、今のモデルハウスが頭の中の「基準」になってしまったら。
「前に見た家のほうが良かった。」
そんな気持ちが、本当に比較すべき家を見る目を曇らせてしまうかもしれない。
私はそんなふうに思いました。
元住宅営業だからこそ、家を見ることの楽しさも知っています。
だからこそ、「今はまだ見ない」という選択をしています。
見学に行かない代わりに、今できる準備をしています
じゃあ、何もしていないの?
そう聞かれると、答えは「いいえ」です。
住宅展示場には行っていませんが、家づくりに向けた準備は少しずつ始めています。
まずは、夫婦で「どんな暮らしがしたいか」を話すこと。
広い家がいいのか。
庭は必要なのか。
通勤時間はどこまで許容できるのか。
子どもたちが大きくなったとき、どんな生活をしていたいのか。
設備や間取りの前に、自分たちの暮らしを想像する時間を大切にしています。

それから、お金の準備です。
以前の記事でも書きましたが、私は住宅ローンの返済が始まる前に、「返済の予行練習」を予定しています。
きっかけは、2027年から始まる予定のこどもNISAについて考えていたときでした。
返済の予行練習については、こちらの記事で詳しく書いています。

あとは、住みたいエリアを考えること。
休日に車で走りながら、
この辺の雰囲気いいね。
そんな話をすることも増えました。
家そのものではなく、その家でどんな暮らしをしたいのか。
今はそんなことを考える時間にしています。
住宅見学は、思っている以上に体力を使う

これは元住宅営業だったから思うことかもしれません。
住宅展示場や完成見学会って、楽しいんです。
新しい家を見るだけでワクワクします。
最新の設備を見て、「いいな」と思うこともたくさんあります。
でも、その一方で、とても体力を使います。
見学って案外時間を要することもあり、それだけでぐったりするかもしれません。
営業担当の方と話をして、アンケートを書いて、帰ってから夫婦で感想を話して。
場合によっては、「その後どうですか?」と連絡をいただくこともあります。
もちろん、それが悪いということではありません。
住宅会社にとっては自然な流れですし、私も営業時代はそうしていました。
だからこそ、「今はまだそのエネルギーを使うタイミングじゃないな」と思っています。
2027年になって、本格的に土地探しや住宅会社選びを始める頃には、たくさん見学することになるはずです。
だったら今は、その体力も気持ちも温存しておきたい。
そんな気持ちがあります。
「今のほうが安く買えるかも」と思うこともあります
もちろん、不安がないわけではありません。
建築費は上がっています。
住宅ローン金利も少しずつ変わっています。
「あのとき建てておけばよかった」
そんな未来になる可能性も、もちろんあります。
住宅ローン金利も、土地価格も、この先どうなるかは分かりません。
だからこそ、不安になる日もあります。
それでも私は、その不安だけで予定を変えたくないと思っています。

わが家が2029年に購入したいと思った理由は、子どものこと、転勤のこと、家族の暮らしを考えて決めたことでした。
価格だけを見て決めたわけではありません。
だからこそ、不安になったときほど、
「どうして2029年って決めたんだっけ?」
と、夫婦で最初の理由に立ち返るようにしています。

家づくりは、家を見る前から始まっている
住宅展示場の前を通ると、今でも思います。
ちょっと見てみる?
夫も同じことを考えているようで、
行ってみる?
なんて言うこともあります。
でも、そのあとに笑いながら、
やっぱりやめておこうか。
そんな会話で終わります。
我慢しているわけではありません。
「見たい」という気持ちがないわけでもありません。
ただ、今のわが家には、今やるべき準備がある。
そう思っているだけです。
家づくりというと、住宅展示場へ行くところから始まるイメージがあります。
でも私は、そうではないのかもしれないと思っています。
- 夫婦で何を大切にしたいのかを話すこと。
- 子どもたちのことを考えること。
- お金と向き合うこと。
- 返済をイメージして暮らしてみること。
そういう積み重ねも、立派な家づくりの一部なんじゃないかな、と。
これは、住宅展示場へ早く行く人が間違っているという話ではありません。
早めに動くことが合う家庭もあると思います。
わが家は、「2029年に購入する」という目標があるからこそ、今は見学に行かないという選択をしています。
家づくりにも、それぞれのペースがある。
この記事が、「こういう考え方もあるんだ」と思ってもらえるきっかけになれば、うれしいです。


