住宅購入はもっと早く買うべきだった?元住宅営業が考える後悔しないタイミング

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「住宅購入、もっと早く考えておけばよかった。」

建築費や物価が上がった今、そんなふうに感じる人は増えているように思います。

私は元住宅営業としてお客様から何度もその言葉を聞いてきましたし、最近は友人からも同じような話を聞くようになりました。

でも私は、その後悔を「もっと早く買うべきだった」という話だけで終わらせたくありません。

後悔したからこそ、次の意思決定につながることもある。

今日はそんな話を書いてみようと思います。

目次

最近、友人から聞いた「見学すらできなかった」という話

少し前には、こんなこともありました。

中古マンションを探していた友人が、気になる物件を見つけたそうです。

見学予約を入れて、「週末に見に行こう」と話していたところ、その前に契約が決まってしまいました。

結局、その友人は一度も部屋を見ることができませんでした。

もっと早く予約しておけばよかった。

今思えば、あれ以上の物件はなかったかもしれない。

そんなふうに話していました。

中古住宅は、新築以上に一期一会です。

同じ立地、同じ広さ、同じ価格の物件は、もう出てこないかもしれません。

だからこそ、逃してしまうと印象に残りやすいんですよね。

そして私は、この言葉は住宅営業時代にも何度も聞いてきました。

「もっと早く決めておけばよかった」

住宅営業をしていた頃、お客様からよく聞いた言葉があります。

やっぱり、あの時決めておけばよかったです。

住宅は、同じものが二つとありません。

特に新築マンションは、一度契約が入れば、その部屋はもう買えません。

私が担当していたお客様の中にも、前向きに検討していたものの、少し迷っている間に別のお客様が契約し、その住戸がなくなってしまったことがありました。

後日お会いしたとき、

あの時決めておけばよかった。

そう話されていた姿は、今でも印象に残っています。

営業としては複雑な気持ちでした。

「だから早く決めてください」と伝えたいわけではありません。

でも、人気のある物件ほど、決断を求められる場面があるのも事実です。

「もっと早く考えておけば」と思う人が増えた理由

最近は、住宅購入を考え始めた友人からもこんな言葉を聞きます。

「なんでもっと早く考えなかったんだろう。」

数年前と比べると、建築費も上がりました。

住宅価格も上がりました。

金利のニュースも気になります。

ニュースを見るたびに、「あの頃はもっと安かった」という話題を目にすることもあります。

だから、「もっと早く動いていれば」と思う気持ちは、とても自然なことだと思います。

私自身も、「数年前だったらどうだったんだろう」と考える瞬間が全くないわけではありません。

でも、ここで一つ思うことがあります。

「あの時買えばよかった」は、本当にそうだったのかな

住宅業界では、

「縁がなかったですね。」

という言葉を聞くことがあります。

一方で、

「住宅購入は、自分で縁をつくるもの。」

そんな考え方をする人もいました。

私はどちらも少し分かる気がしています。

でも、「あの時買えばよかった」という気持ちだけが残ると、少し苦しくなってしまいます。

なぜなら、それは結果を知っている今だから言えることでもあるからです。

もし数年前に買っていたら、本当にすべてがうまくいっていたでしょうか。

転勤はなかったでしょうか。

家族構成は今と同じだったでしょうか。

頭金は十分だったでしょうか。

仕事は変わらなかったでしょうか。

もちろん、うまくいっていた可能性もあります。

でも逆に、その時だからこその悩みやデメリットも、きっとあったはずです。

過去は、不思議なくらい「よかった点」だけを覚えています。

当時悩んでいたことや、不安だったことは忘れてしまう。

過去は、どうしても良かった部分だけが大きく見えてしまいます。

だから私は、「もっと早く買えばよかった」と自分を責め続ける必要はないと思っています。

「もっと早く決めればよかった」と思ったら、次に整理したいこと

もし私が住宅営業時代のお客様や友人から、

もっと早く決めればよかった。

と言われたら、今ならこんなふうに返すと思います。

次は何がそろったら決められそうですか?

後悔は、そのまま抱えているだけだと苦しいままです。

でも、「何が足りなかったのか」を言葉にできると、次の家探しは少し変わります。

例えば、

  • 住宅ローンの返済が不安だった。
  • 子どもの学校のことが決められなかった。
  • 夫婦で優先順位が違った。
  • もう少し自己資金を準備したかった。

※以前、住宅ローンは「借りられる額」ではなく、「返せる額」で考えたいと思った理由についても書いています。

理由は人それぞれです。

だからこそ、「もっと早く決めればよかった」で終わるのではなく、「次はここまで整理できたら前に進もう」と考えられると、後悔は経験に変わるのだと思います。

「あの時は買わなかった」のではなく、「まだ買うタイミングではなかった」のかもしれない

私は、「もっと早く考えておけばよかった」と思うことと同じくらい、「あの時は買わなくてよかった」と思うケースもたくさん見てきました。

  • 転勤が決まった。
  • 家族が増えた。
  • 働き方が変わった。
  • 収入が変わった。

もし数年前に購入していたら、違う悩みを抱えていたかもしれません。

だから、過去の自分を責めても答えは出ません。

その時の自分は、その時の状況で一生懸命考えていたはずです。

私は住宅購入を振り返るとき、「あの時の自分は何を大切にしていたんだろう」と考えるようにしています。

そうすると、不思議と「あの時の自分なりに納得していたんだな」と思えることがあります。

「いつ買うべきですか?」という質問をよく受けました

住宅営業をしていると、

結局、家はいつ買うのがいいんですか?

と聞かれることがよくありました。

正直、この質問に正解はありません。

我が家が「子どもがいる家庭の住宅購入のタイミング」をどう考えているかは、こちらの記事でも詳しく書いています。

住宅価格も金利も、未来のことは誰にも分かりません。

だから私は、「○歳までに」「金利が○%だから」という答えはできませんでした。

その代わりによく考えていたのは、

「なぜ今、家のことを考え始めたんだろう。」

ということです。

子ども部屋が必要になったからでしょうか。

今の家が手狭になったからでしょうか。

通勤が大変だからでしょうか。

家賃がもったいないと感じ始めたからでしょうか。

その「考え始めた理由」の中に、自分たちにとってのタイミングのヒントが隠れていることは少なくありません。

我が家も、「買う時期」より「なぜ買いたいのか」を話しています

我が家は2029年頃の入居を目標にしています。

「2029年が一番いい年だから」というわけではありません。

子どもたちの成長や生活の変化を考えながら、夫婦で話し合って決めた時期です。

子どもたちに部屋をつくってあげたいよね。

今の暮らしで困っていることって何だろう。

そんな話を何度もしています。

もちろん、その途中で住宅価格が変わることもあると思います。

金利が変わることもあるでしょう。

でも、それだけで予定を大きく変えるのではなく、「私たちはなぜ家を買いたいのか」という軸は忘れたくないと思っています。

まとめ|「もっと早く考えておけばよかった」は、次の一歩のきっかけになる

「もっと早く買えばよかった。」

「もっと早く考えておけばよかった。」

という後悔は、

実は「決められない状態」が長く続くこととも関係しているのかもしれません。

住宅購入では、そんな後悔を耳にすることがあります。

その気持ちは、とてもよく分かります。

でも私は、その後悔だけを抱え続ける必要はないと思っています。

もしそう感じたなら、

「次は何がそろったら決められるんだろう。」

「自分たちは何を大事にしたいんだろう。」

そんなことを整理するきっかけにしてみる。

それだけでも、次の家探しは少し変わるかもしれません。

住宅購入は、過去の自分と比べて点数をつけるものではなく、その時々の自分や家族に合った選択を積み重ねていくもの。

だから私は、「もっと早く考えておけばよかった」という気持ちも、これからの意思決定につながる大切な経験なのだと思っています。

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この記事を書いた人

元住宅営業の在宅マーケター
40歳・2児の母。社会人18年目。
元住宅営業、現在はマーケティングの仕事をしています。
時短勤務で手取り17万円。住宅・教育費・働き方・老後のことに悩みながらも、自分らしいお金の使い方を考えています。
正解がひとつではないからこそ、私は何に悩み、なぜその選択をしたのかを書いています。
保有資格:FP・宅地建物取引士

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