マンションオプションは本当に必要?|元新築マンション営業が「あとからできるもの」で考えていた理由

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マンションオプションは本当に必要なの?

新築マンションを契約すると、多くの方が一度は悩むテーマだと思います。

私自身は元新築マンション営業ですが、お客様に「これは絶対付けたほうがいいですよ」とお伝えしたことは、ほとんどありませんでした。

大切なのは、オプションをたくさん付けることではなく、「何を優先するか」を考えることだと思っていたからです。

今日は、営業時代に私がお客様と一緒に考えていたことを書いてみます。

目次

モデルルームを見ると、誰でも理想が大きくなる

モデルルームって、本当に素敵なんです。

間接照明があって、家具もぴったり。
アクセントクロスやカップボードも統一されていて、「こんな家に住みたい」と自然に思える空間になっています。

私自身、営業として何度も見てきましたが、「いいな」と思っていました。

だから、お客様が心を動かされるのは当然のことです。

実際に契約後のオプション相談では、

せっかく買うなら、ここも変えたい。

この仕様も素敵ですね。

そんな会話は本当によくありました。

数千万円のマンションを契約した直後なので、不思議と金銭感覚も少し変わります。

普段なら悩むような金額でも、

せっかくだし…

という気持ちになる方は少なくありませんでした。

私は、その気持ちはとてもよく分かります。

人生で何度もある買い物ではありませんから。

印象に残っているお客様がいました

今でも印象に残っているご家族がいます。

転勤の可能性があり、将来は実家へ戻ることも考えていました。

だからマンション選びでは、

「将来、売ることや貸すことも考えて資産価値の高い物件を選びたい。」

そんな考えで契約されたご家族でした。

ところが、モデルルームやオプション会を見ているうちに、

この設備もいい。

壁紙も変えたい。

キッチンもグレードアップしたい。

と、理想がどんどん膨らんでいったんです。

その気持ちも、とても自然なことだと思いました。

でも私は、こんなお話をしました。

もちろん、自分たちらしい家にすることは素敵なことです。

でも将来、貸したり売ったりする可能性があるなら、あまり個性的な仕様は次に住む方を選ぶこともあります。

家具や照明でも、お部屋の雰囲気はかなり変わりますよ。

そのご家族も、ご夫婦で一度持ち帰って話し合い、本当に必要なものだけを選ばれました。

私はその判断が正解だったと言いたいわけではありません。

でも、「せっかくなら付ける」ではなく、一度立ち止まって考えた時間には意味があったと思っています。

私が「最初に考えたほうがいい」と思っていたオプション

営業時代、お客様から

何がおすすめですか?

と聞かれることはよくありました。

そのとき私がお話ししていたのは、

あとから工事が大変なものは、しっかり検討しておくと安心かもしれません。

ということです。

例えば、コンセントの位置や数

住み始めてから、

「ここに掃除機を充電したかった。」
「ダイニングテーブルの近くにも欲しかった。」
「在宅勤務をする場所に足りなかった。」

そんな話は意外と多くありました。

もう一つは、最近は標準で付いていることも多いですが、食洗機です。

毎日使うご家庭なら、満足度は高い設備だと思います。

もちろん、使わない方もいます。

だから「付けたほうがいい」ではなく、「自分たちの暮らしに合うか」を考えることが大切だと思っていました。

逆に、キッチンのオプションパーツ、壁紙の変更などは、住んでから比較的簡単に変更が可能です。

実際に生活してみると、

「ここにはこんな家具がいいな。」

というイメージも湧いてきます。

少し手間はかかりますが、そのほうが満足できる方も多いと思います。

オプション以外にも、意外とお金はかかる

オプションを考えていると、ついそこだけに目が向いてしまいます。

でも、家づくりでお金がかかるのはオプションだけではありません

家具。

家電。

カーテン。

照明。

引っ越し代。

入居前のフロアコーティングなどを検討する方もいます。

新しい暮らしを始めるには、思っていた以上に出費があります。

だから私は、お客様にも

「オプションは住宅購入費の一部」

という感覚で考えていただけたらいいなと思っていました。

全部を我慢する必要はありません。

でも、オプションだけに予算を使い切ってしまうと、

「本当はソファも買い替えたかった。」

「ダイニングテーブルは妥協した。」

そんなことにもなりかねません。

新しい家は、オプションだけで完成するわけではないんですよね。

無料で選べるものは、ぜひ楽しんでほしい

一方で、無料で選べるものは、私はじっくり考えてほしいと思っています。

床の色。

建具の色。

システムキッチンの色。

物件によって選べる範囲は違いますが、こうしたカラーセレクトは追加費用がかからないことも多いです。

ご夫婦で

明るい雰囲気が好きかな。

落ち着いた色もいいね。

そんな会話をしながら決める時間は、家づくりの楽しさでもあります。

お金をかけなくても、「自分たちらしい家」になる方法はたくさんあると、私は思っています。

まとめ|マンションオプションに正解はないからこそ

マンションオプションは、本当に必要なものもあります。

でも、「モデルルームで素敵だったから」という理由だけで決めなくてもいいのかな、と私は思っています。

営業時代、私はお客様に商品を売るというより、一緒に考える時間を大切にしていました。

「これは今の暮らしに合うかな。」

「あとからでもできるかな。」

「家具や家電に予算を残したほうが満足できるかな。」

そんな話をご夫婦でしながら選ばれたご家族は、納得して決断されている印象がありました。

オプション選びに正解はありません。

だからこそ、一度家に帰って話してみる

そんな時間も、新しい暮らしをつくる大切な一歩なのかもしれません。

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この記事を書いた人

元住宅営業の在宅マーケター
40歳・2児の母。社会人18年目。
元住宅営業、現在はマーケティングの仕事をしています。
時短勤務で手取り17万円。住宅・教育費・働き方・老後のことに悩みながらも、自分らしいお金の使い方を考えています。
正解がひとつではないからこそ、私は何に悩み、なぜその選択をしたのかを書いています。
保有資格:FP・宅地建物取引士

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