「住宅購入の頭金、投資に回したほうがいい?」
住宅購入を考え始めると、一度はこんな疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
「頭金を多く入れたほうがいいのかな。それとも投資を続けたほうがいいのかな。」
私も2029年に住宅を購入する予定ですが、実はまだ答えは出ていません。
元住宅営業で、FPの資格も持っています。
それでも迷っています。
だからこの記事では、「どちらが正解か」ではなく、私が今どんなことを考えながら答えを探しているのかを書いてみようと思います。
数年前の私なら、迷わず頭金を入れていたと思います
住宅営業をしていた頃の私は、「住宅ローンは少ないほうが安心」という考えが強かったと思います。
借入額が少なければ、その分利息も減ります。
毎月の返済も軽くなります。
だから、頭金を多く入れられるなら、そのほうが安心だと思っていました。

でも、今は少し考え方が変わりました。
理由は、投資を経験したからです。
私は2017年から積立投資を始めました。
当時は「投資なんて怖い」と思っていた私が、小さく始めた積立投資です。
最初は半信半疑でしたが、続けるうちに「長く続けること」の大切さを実感するようになりました。
だから今は、住宅購入のために積み上げてきた投資を簡単にはやめたくない、という気持ちがあります。
でも、「投資を続けたい」と「投資を崩したい」は違います

私は「投資を続けたい」と思っています。
そして、それは「投資を崩したくない」という意味でもあります。
私の中では、お金にはそれぞれ役割があります。
例えば、新NISAで積み立てているお金。
これは老後資金です。
住宅購入のためのお金ではありません。
だから、家を買うことになっても崩すつもりはありません。
子どもの教育費として考えている2027年からの子どもNISAも同じです。
子ども2人分の積立を始める予定ですが、これも教育費として準備するお金なので、住宅購入のために使うつもりはありません。
結婚前から持っている自分名義の貯金もあります。
以前ブログにも書きましたが、これは私の中では「最後の個人資産」です。
これも住宅購入とは切り離して考えています。

そうやって考えていくと、「住宅購入のために使ってもいいかもしれない」と思えるお金は、意外と限られてきます。
夫は「頭金を入れたい派」、私は「投資を続けたい派」
この話を夫とすると、少し考え方が違います。
夫は、
せっかく現金があるなら、頭金を多く入れて借入額を減らしたほうが安心じゃない?
という考えです。
確かに、その気持ちもよく分かります。
住宅ローンの金利が上がれば、借入額が少ないほど総返済額は抑えられます。
精神的な安心感もあります。
一方で私は、
できれば投資は続けたい。
そう思っています。
もちろん、住宅購入後は積立額を減らしたり、一時的に積立を止めたりすることはあるかもしれません。
でも「長く続けたい」そんな気持ちがあります。

だから夫婦で話していても、
「どっちが正しいか。」
という議論にはなりません。
お互いに考え方は理解できる。
でも、優先したいことが少し違う。
そんな感じです。
私が今、一番気になっているのは「住宅ローンの金利」です
正直に言うと、数年前だったら、ここまで悩まなかったと思います。
でも今は、住宅ローンの金利が少しずつ変わってきています。
数年前は変動金利0.3%~0.4%台も珍しくありませんでした。
でも最近は、金利上昇のニュースを見ることが増え、「借入額を減らした方が安心なのかな」と思うこともあります。
だから、「投資のほうが得だから」「住宅ローンは低金利だから」という一言では判断できなくなってきました。
もし住宅ローンの金利が高くなれば、頭金を多く入れたほうが家計への負担は軽くなるかもしれません。
一方で、投資は長く続けることで資産が育つ可能性があります。
どちらにもメリットがありますし、どちらにもリスクがあります。
だから私は、「なんとなく」で決めたくありません。
たぶん、最後は電卓をたたいて決めます
FPの資格を持っていると言うと、「すぐ答えは決まりそう」と思われそうな気がしています。
でも実際は、その逆です。
資格があるからこそ、「感覚だけで決めたくない」と思っています。
2029年に家を買うタイミングが近づいたら、私はきっと何度も電卓をたたくと思います。

- 住宅ローンの金利はどれくらいか。
- 例えば、頭金を300万円増やしたら、総返済額はどれくらい変わるのか。
- その300万円を投資で運用し続けたら、長期ではどうなる可能性があるのか。
- 返済負担率はどれくらいになるのか。
- 住宅ローン控除も含めると、どんな違いが出るのか。
一つずつ数字を並べて、自分たちの家計に当てはめて考えたいと思っています。
本やネットで見た数字ではなく、「私たち夫婦の場合はどうなのか」。
そこまで考えて、ようやく答えを出せる気がしています。
「住宅」と「投資」は、別々に考えないほうがいいのかもしれない
以前の私は、住宅ローンは住宅ローン。
投資は投資。
別々に考えていました。
でも今は、それでは答えが出ないと感じています。
住宅ローンの借入額が変われば、毎月の返済額も変わります。
毎月の返済額が変われば、投資に回せるお金も変わります。
逆に、投資を優先すれば、借入額は増えるかもしれません。
つまり、この2つは切り離して考えるものではなく、家計全体のバランスで考えるものなんですよね。
だから私は、「住宅ローン担当」と「投資担当」のように分けるのではなく、一つの家計として見て決めたいと思っています。
私は、お金にはそれぞれ役割があると思っています

前半でも書きましたが、私の中では、お金には役割があります。
- 老後のためのお金。
- 教育費のためのお金。
- 住宅のためのお金。
その役割が決まっているお金は、できるだけその目的のために使いたい。
だから私は、住宅購入のためにNISAを売却することは考えていません。
子どもの教育費として準備しようとしている積立も同じです。
一方で、住宅のために準備してきたお金や、住宅に充ててもいいと思えるお金なら、その使い方は柔軟に考えたいと思っています。
この考え方が正しいとは思っていません。
ただ、お金に「役割」を持たせるようになってから、以前より迷いが少なくなりました。
「全部同じお金」と考えるより、「何のためのお金なのか」を考えるほうが、私には合っていたんです。
まとめ|まだ答えは出ていない。でも、その時間も大切だと思っています
「住宅購入の頭金は投資に回す?それとも頭金として入れる?」
この記事を書き始める前は、自分の考えをもっと整理できていると思っていました。
でも書きながら気づいたのは、私はまだ迷っているということです。
夫は頭金を多く入れたい。
私は投資を続けたい。
どちらの考えにも納得できるからこそ、簡単には決められません。
だから私は、2029年に家を買うまでの時間を使って、住宅ローンの金利や投資の期待リターンを調べて、実際に何パターンもシミュレーションしてみようと思っています。
元住宅営業としての経験も、FPとして学んだ知識も、全部使って考えるつもりです。
でも最後に決めるのは、「どちらが得か」だけではありません。
その選択をしたあと、自分たちが安心して暮らせるか。
私はそこまで含めて、「住宅購入の意思決定」だと思っています。
もし今、同じことで迷っている方がいたら、この記事が「こういう考え方もあるんだ」と思うきっかけになればうれしいです。



