「管理職になりたくない。」
「昇格を目指さないのは、やる気がないことなのかな。」
30代後半から40代になると、そんなことを考える場面が増えるかもしれません。
私も40歳になり、もし近い将来、会社から昇格の打診を受けたら、おそらく断ると思っています。
実際にその話が来たわけではありません。
だからこれは、今の私が考えていることを書いた記事です。
昇格を目指す人を否定したいわけではありません。
ただ、「昇格だけがキャリアじゃない」と感じている人が、少し肩の力を抜いて読める記事になればうれしいです。
最近、友人との話題は「昇格の話」が増えた

最近、同年代の友人と会うと、仕事の話になることが増えました。
仕事でも中堅と呼ばれる立場。
すると自然と話題に出てくるのが、「昇格」や「管理職」のことです。
女性管理職を増やしたいって言われるんだよね。
年齢的にもそろそろ考えてほしいって雰囲気がある。
そんな話を聞く機会が、本当に増えました。
でも、不思議と「管理職になりたい」とは言わない人が多いんです。
もちろん、挑戦したい人もいます。
一方で、
今の仕事は嫌いじゃないけど、管理職には興味がない。
家庭とのバランスを考えると、今は違うかな。
そんな声も少なくありません。
仕事への向き合い方って、本当に人それぞれなんだなと思いました。
私は仕事を頑張りたくないわけじゃない

私は、マーケティングの仕事をしていますが、仕事へのモチベーションが低いわけではありません。
新しいことを学ぶのも好きです。
社会の変化を知ることも、お客様の立場で考えることも好き。
会社の魅力をどう伝えたら届くのかを考える時間も、面白いなと思います。
正解が一つではない仕事だからこそ、悩みながら考える時間にも価値があると感じています。
だから、能力はこれからも伸ばしていきたい。
企画力も磨きたいし、もっと伝え方もうまくなりたい。
でも、その延長線上に「管理職」があるかと言われると、私の中では少し違うんです。
私が管理職にあまり魅力を感じない理由
もちろん、管理職の仕事を否定したいわけではありません。
会社には必要な役割ですし、尊敬している上司もいます。
でも、私が想像する管理職の仕事は、
部下を評価し、
会議に出席し、
チーム全体をまとめ、
自分の仕事以外にも責任を持つ立場です。
私はたぶん、この「人を評価する」という仕事に、かなりストレスを感じるタイプです。
「あの人はどう評価するか。」
「この伝え方で良かったかな。」
そんなことを家に帰っても考えてしまいそうな気がしています。
一方で、私はプレイヤーとして企画を考えている時間のほうが楽しい。
「もっとこうしたら伝わるかな。」
「今、お客様は何を求めているんだろう。」
そんなことを考えている時間のほうが、自分には向いている気がするんです。
だから、管理職になりたくないというより、
プレイヤーとして成長していきたい。
今は、その気持ちのほうが強いのだと思います。
子どもができてその気持ちがよりはっきりした
子育てをしている今は、その気持ちがよりはっきりしてきました。
でも振り返ると、子どもが生まれる前から、私は人を管理するより、自分で考えて手を動かす仕事の方が好きだったように思います。
そして今の生活は、時短勤務で働き、子どもが体調を崩せば会社を休むこともあります。
そんな毎日の中で、「もっと責任のある立場になりたい」とは、正直あまり思えません。
もちろん、子どもを理由にキャリアを諦めている感覚とも少し違います。
今の私にとって優先したいものが変わった。
ただ、それだけなんだと思っています。
「昇格しない=成長しない」ではないと思っている

昇格の話になると、なんとなくこんな空気を感じることがあります。
上を目指さないの?
もっと挑戦しないの?
もちろん、悪気があって言われているわけではありません。
でも私は、「昇格しない=成長しない」ではないと思っています。
例えば、今より企画力を磨くこと。
会社の魅力を、もっと伝わる言葉で届けられるようになること。
こういう成長も、立派なキャリアの一つなんじゃないかなと思うんです。
肩書きが変わらなくても、自分自身は成長できる。
私はそんな働き方にも価値があると思っています。
夫と「昇格」について話をしてみた
もし昇格の話があったらどうする?
少し前、夫とそんな話になりました。私は迷わず、
断ると思う。
と答えました。
夫は笑って聞いていました。
夫自身も、積極的に昇格を目指すタイプではありません。
だからといって、お互い仕事を適当にしているわけでもない。
目の前の仕事は真面目にやる。
でも、仕事だけの人生にもしたくない。
そんな感覚が、夫婦で少し似ているのかもしれません。
お金が増えても、選ばないことがある
正直、お給料が上がることはうれしいです。
生活にも余裕ができますし、将来への安心にもつながります。
でも、それだけでは気持ちは動きません。
「もし年収が100万円上がるなら?」と自分で考えてみたことがあります。
それでも、私はたぶん断ると思います。
200万円なら……少し考えるかもしれません(笑)。
でも、それでも「やりたい」と思えるかと言われると、やっぱり違う気がします。
それくらい、私にとっては働き方のほうが大切なんです。
責任が増えることよりも、
毎日少しでも心に余裕を持って働けること。
企画を考えたり、新しいことを学んだりする時間があること。
家族と夕飯を食べて、「今日こんなことがあったよ」と話せること。
今の私は、そういう毎日を大切にしたいと思っています。
私が目指したいのは、「私らしい働き方」

昔は、キャリアアップといえば昇格することだと思っていました。
でも40歳になった今は、その考え方が少し変わりました。
もちろん、管理職を目指して頑張っている人は本当にすごいと思います。
その人には、その人の目指したい働き方があります。
一方で、私はプレイヤーとして専門性を磨いていきたい。
社会の変化を学び続けて、お客様のことを考えて、会社の魅力を言葉にして届ける。
そんな仕事を積み重ねていきたいと思っています。
肩書きよりも、「この人に相談してみよう」と思ってもらえるような存在になれたら、それも私にとっては十分すてきなキャリアです。
まとめ|頑張る形は、一つじゃない
私は、もし昇格の打診を受けたら、おそらく断ると思っています。
もちろん、数年後には考えが変わるかもしれません。
子どもが大きくなれば、「今なら挑戦してみよう」と思う日が来る可能性だってあります。
だから、この記事は「昇格しないほうがいい」という話ではありません。
今の私が、今の暮らしや価値観を考えたときに選びたい道を書いた記録です。
仕事への熱意と、昇格したい気持ちは、必ずしも同じではない。
成長したい気持ちと、管理職になりたい気持ちも、同じではない。
そんな選択肢があってもいいんじゃないか。
最近、友人たちと話をしていて、そんなことをよく考えるようになりました。
仕事も大切。
でも、家族との時間も、自分の時間も大切。
そのバランスを自分で考えながら働いていくことも、一つのキャリアなんだと思います。
この記事を読んでくださった方が、「こういう働き方もあるんだ」と少しでも感じてもらえたら、とてもうれしいです。



